ガイアの夜明け        12/5放送分

日常の生活・身の回りの変化

安い日本を高く売る!

現在、空前の円安・ドル高となっている日本国内ですが。

【Made in Japan】を武器に日本国内で販売する価格より高値で販売する試みをしている企業も現れています。品質・安全性を前面に出した切り口でやっていますね。

円安の日本・この時期をどうやって凌ぐのか?

以前、私は日本で企画したものを海外(主に中国)で生産を行い、日本に輸入を行っていました。なので、この為替に対しては一般の方よりは遥かに敏感でいつも海外のちょっとした動きにも目を配っていました。

 しかし、ここまで円安が進んだケースは私の記憶にはなく、輸入関連の仕事をされている方の【苦労】はとてつもなく大変で毎日、気が休まることがないと危惧致します。私も卸売価格が決まっている先に対して、円安になる度に利益の計算をした記憶があります。しかし、今は比較的簡単に値上げが受け入れられる時代になって良かったと思う反面、自身としてはこれ以上の値上げはもう勘弁してくれと思うようになりました。

円安・ドル高・ユーロ高 日本の一人負け

また、日本人の給与は海外に比べて大きく見劣りし、海外旅行では日本円が極端に弱いので、かなりの割高感がありますね。よく日本で販売しているものが海外のここではいくら・・・などやっていますしね。

一番よく聞くのは『ビッグマック』の値段ですね。日本の『ビッグマック』が安いのかと最近は考えるようになりましたが。

逆に日本に来る外国人観光客・インバウンドは空前の活況で伸びが物凄く、2024年の訪日外国人は3687万人と過去最高を記録した。

物価高の主な原因

 日本の物価高は、主に以下の要因が絡み合って発生しています。

輸入コストの上昇:日本は石油や天然ガスといったエネルギー資源、原材料、多くの食料品を輸入に頼っています。コロナ禍からの世界的な需要回復やロシアのウクライナ侵攻などによる国際商品市況の上昇が、輸入価格を押し上げました。

円安の進行:円の対外価値が下がると、輸入品を円換算した際の価格が大きく上昇します。この『輸入インフレ』が、企業物価や消費者物価の上昇の大きな要因となっています。

輸送コストの増加:エネルギー価格の高騰は、物流にかかるコストも増加させ、最終的な商品価格に転嫁されています。

供給側のコスト増加:物価は需要と供給のバランスで決まりますが、昨今の物価高は主に供給側のコスト増加(コストプッシュ型インフレ)によるものです。

最終影響

これらの輸入品価格の上昇は、企業から消費者へと順次価格転嫁(値上げ)され、家計の負担増大に繋がっています。特に生活必需品やエネルギー料金への影響が大きく、消費者の購買行動や節約意識に影響を与えています。

現在の日本の物価上昇は、海外要因による『輸入価格主導』から、人件費の上昇なども含む『国内要因へのシフト』の兆候も見られつつあります。

日本の現在の物価高騰は、輸入品への依存度が高いことが主な要因の一つです。特にエネルギー資源や食料品、原材料の多くを輸入に頼っているため、国際市場の変動や為替レートの影響を強く受けます。

物価高騰の主な理由

高い輸入依存度

 *エネルギー資源:石油や天然ガスなどのエネルギー源はほぼ全量を輸入しており、国際価格の上昇が電気・ガス料金などに直結しています。

 *食料品・原材料:小麦粉などの食料品や、国内製造に必要な多くの原材料も輸入に依存しています。

 *製品:衣料品や一部の家電製品など、輸入依存度の高い品目も多くあります。

円安の進行

 円安になると、外貨に対して円の価値が下がるため、同じ製品や原材料を輸入するのにより多くの円が必要になります。この輸入コストの上昇分が、最終的な商品価格に転嫁されます。

国際的な商品市況の上昇

 コロナ禍からの世界的な需要回復やウクライナ情勢などの影響により、国際的な原油価格や原材料価格、農産物価格が高騰しました。これも輸入物価の上昇を招く大きな要因となりました。

これらの要因により、輸入物価の上昇が企業物価を通じて消費者物価へ波及し、約40年ぶりの大幅な物価上昇をもたらせています。現在では、当初の輸入価格主義の物価上昇から、人件費などの国内要因へのシフトも見られますが、引き続き輸入品の価格動向は家計に大きな影響を与えています。

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