岩井明愛 妹・千怜に続いた 米女子ゴルフツアー史上初双子V

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岩井明愛(いわいあきえ)プロフィール

2002年(平成14年)7月5日生まれ・23歳。埼玉県出身。8歳でゴルフを始める。埼玉栄高校・武蔵丘短大を経て2021年にプロテスト合格。2023年「KKT杯バンテリンレディス」で初優勝し、妹の千怜(ちさと)さんと、ともに国内ツアーで男女を通じ初の双子優勝を達成した。昨年の米ツアー最終予選会を通過し、今季から本格参戦。日本ツアー通算6勝。161センチ・59キロ。

岩井明愛(23)Honda 米ツアー初優勝

ポートランド・クラシック最終日(17日、米オレゴン州ポートランド、コロンビア・エッジウォーターCC=6497ヤード、パー72)今季から本格参戦の岩井明愛が米ツアー初優勝を飾った。6バーディー・ボギーなしの66で回り、通算24アンダーで前日からの首位を守った。双子の妹・千怜は5月に初優勝をしており、姉妹の米ツアー制覇は4組目で、双子では史上初の快挙です。今季、日本勢の米ツアー優勝は竹田麗央(22)・西郷真央(23)・岩井千怜・山下美夢有(24)に続き、5人目となった。

最終18番(パー4)で岩井明愛は3メートルのバーディーパットを沈めると『右手でガッツポーズ』。涙を拭うと、駆け寄ってきた双子の妹の千怜、竹田麗央にシャンパンのシャワーで祝福を受けた。

『途中はきつかったけれど、自分に勝てたのがうれしかった。家族や仲間の応援を信じた。そのおかげで勝つことができた』とコメントした。

単独首位で出たこの日は3番(パー4)で4メートル、4番(パー4)も2メートル半を沈めてパーセーブと我慢のゴルフ。5番(パー5)、6番(パー4)で、バックナインでも4バーディーを重ねた。【3度目の正直】で悔しさを晴らした。2月の『ホンダLPGAタイランド』、4月の『JMイーグルLA選手権』はいずれも1打差の2位。「緊張感のある中では、ボールが右に行ってしまう」と自身の課題に気づいた。「それに気を付けたのでドライバーも最後は安定した」と経験を生かし、2位のガーリン・カウル(米国)に4打差をつける圧勝だった。

2021年6月、千怜と同時に日本プロテストに合格した。先に優勝したのは妹。その8か月後に明愛も優勝して追い付き、千怜は通算8勝、明愛も6勝と実績を残した。揃って主戦場を米国に移した今季、5月に先に美酒を味わったのは再び妹だった。
明愛は正直な思いを明かす。「焦りはあった。(自分は)勝てるのかなという不安はあった。でも、自分のやるべきことをやれば大丈夫とは思っていた」と語る。最終日も千怜の猛追を受けたが、「全然気づかなかった。今日の岩井明愛には勝てなかったと思う」と胸を張った。

米女子ツアー初の双子V。歴史的快挙に米メディアも『双子姉妹が優勝と3位』と大きく報道した。

表彰式では英語でスピーチし、現地放送局のインタビューにも通訳なしで応答した。最強ツインズの姉として、さらなる大きな夢に向かう!

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