久本雅美、田中裕二(爆笑問題)がMCを務めるディスカバリーエンターテインメント番組!日本全国の激うまグルメや衝撃の習慣を徹底調査!あなたの知らない日本が明らかに!?
国民的昼めし!全国焼きそばナイトフィーバー!!
★青森…スープに麺がどっぷり浸かる
★栃木…まさかのポテト入り
★新潟…ミートソース!?
★京都…カレー味のつゆだく
★大分…大量のもやし! など全国焼きそば祭開催
日本三大焼きそば
富士宮やきそば(静岡県)、横手やきそば(秋田県)、太田やきそば(群馬県)です。富士宮やきそばは肉かすと削り粉が特徴で、横手やきそばは目玉焼きと福神漬けを乗せ、太田やきそばはキャベツが主な具材で濃いソースをかけるのが特徴ですが、店舗により個性があります。
富士宮やきそば(静岡県)
☆特徴: コシのある麺と、ラードを絞った後の「肉かす」を使うこと、仕上げにイワシの削り粉をかけるのが特徴です。
☆ ポイント: 麺は蒸して冷やし、油でコーティングすることで水分を少なくし、独特の食感を出しています。
横手やきそば(秋田県)
☆特徴: ストレートの角麺を使い、味は比較的甘口で、具材にはキャベツや豚ひき肉、ホルモンが入ることがあります。
☆ポイント: 具材の目玉焼きと福神漬けが特徴で、各店独自の出汁入りウスターソースで味付けされます。
太田やきそば(群馬県)
☆ 特徴: 店ごとに麺の太さやソースの味付けが異なり、具材もキャベツのみの店から豚肉が入る店まで多様です。
☆ポイント: 具材のキャベツが大量に盛られ、太麺に濃いめのソースがかけられることが多いですが、「特徴がないのが特徴」とも言われています。
私はこの3大焼きそばを食べたことがありますが・・・
この3つの中では『横手焼きそば』が1番好きです。父母が【群馬】出身なので群馬で人気の食材もよく食べたのですが、私の中では群馬と言えば『こんにゃくパーク』ですね。この話はまた今度にしましょう。

日田の元祖「想夫恋」
私は上記【三大焼きそば】より、大分県日田市の『想夫恋』を断然お勧めします。
九州人の多くがその味を知る、想夫恋の焼きそば。ところどころに焦げてバリッとした麺の食感と、もやしのシャキシャキが特徴のこの焼きそばは、大分県の日田生まれ。
日田焼きそばは、大分県日田市のご当地B級グルメです。普通の焼きそばと同じような見た目をしていますが、食べてみると全然違います。おもしろいのは独特の食感。日田焼きそばの食感にハマったという方はたくさんいます。
日田焼きそばの特徴
日田焼きそばの特徴は、なんといってもその食感。カリッとした麺と、シャキシャキッとしたもやしの食感がたまりません。豚肉やねぎも入っていて、紅しょうがや卵が添えられることもあります。卵と一緒に食べるとマイルドな味わいになります。
麺は、もやしと同じぐらいの太麺です。もやしがたっぷり入っているので、ボリュームがあり腹持ちがいいです。サラダ油ではなく、ラードが使われるのでコクがあります。
日田焼きそばの作り方
日田焼きそばは、通常の蒸し麺ではなく、生麺を茹でてから調理します。フライパンや中華鍋などではなく、鉄板で作るのが基本です。
鉄板のうえで、茹でた麺の表面にこんがり焦げ目がつくまで強火で焼きます。焦げ目をつけるために、あまり麺には触れません。
麺を焼き固めたら、ほぐしながら炒めます。独特の歯ごたえにつながる重要な工程です。麺に焦げている部分と焦げていない部分ができ、パリパリもちもちとした絶妙な食感を楽しめます。
もやしはサッと素早く炒めて、シャキシャキ感を残します。そして最後に加えるのは、秘伝の甘辛いソース。鉄板のうえで香ばしい香りが広がり食欲をそそります。
余分な水分が出ていないのは、プロならではの技。素朴でシンプルだからこそ、飽きずにいつまでも食べていたくなる焼きそばです。
確か以前調べた時には【想夫恋】は鉄板など調理器具に特許を持っていて、この調理器具の販売をしていると言っていました。特許なので今でも権利を更新し続けていると思います。
日田焼きそばの歴史
日田焼きそばが誕生したのは昭和32年。当時、麺料理といえば、とんこつラーメンが主流でした。パンにもご飯にも焼いた料理がありましたが、麺料理には焼いたものがありませんでした。
そこで、焼きそば専門店「想夫恋(そうふれん)」の初代である角安親さんが、「焼いた麺料理はないものか」と考え、試行錯誤して日田焼きそばが生まれました。
そして「麺を焼くから焼きそば」と名付けたそうです。日田焼きそばが、現在の「焼きそば」の名前の由来だともいわれています。
麺以外の具材は、豚肉、もやし、ネギのみ。このほかの野菜を使うと水分が出て、仕上がりがベチャベチャになってしまうので、シンプルにもやしとネギしか入れません。
普通の焼きそばとの違いは、焼き方です。想夫恋の方々は、普通の焼きそばを「五目炒めそば」と呼んでいるそうです。
その理由は、たくさんの野菜と一緒に麺を炒めているからです。ですが、日田焼きそばは、文字通り麺を焼きます。それも両面に少し焦げ目がつくくらいにです。
こうすることで、表面はカリッとキツネ色に焼きあがり、中は柔らかいままジューシーになります。
日田焼きそばを食べられるラーメン店が多い理由
日田市のラーメン屋さんには、なぜか片隅に鉄板が置かれてるお店が多く、焼きそばを提供しています。 その理由も日田焼きそばの発祥店である想夫恋が関係しています。
元々想夫恋は、焼そばを開発するために、1年間ラーメン店をしていました。当時、他のラーメン店は「よくわからない食べ物の専門店でやっていけるはずがない」と、想夫恋を冷ややかに見ていました。 しかし、想夫恋の焼そばの勢いが予想以上だったので、ほかのお店が見よう見まねで焼きそばをはじめました。
まねしていると気づかれないように、こっそりとお店の片隅に鉄板を置き、焼きそばを作っていたそうです。
これがきっかけでラーメン店で焼きそばという日田市独特の文化ができました。
日田焼きそばを提供しはじめたころは、「麺が焦げている」「もやしを多くしてボリュームを出すのはどうなのか」というお客さんの声が多かったそうです。
ですが、いまでは、日田市のソウルフードとして親しまれています。イベントやキャンペーンなどで日田焼きそばをPRした結果、県外から食べに来られる方も増えています。

私はこの発祥の地の日田で「想夫恋(そうふれん)」に行ったことがありますが、日田以外の土地にも多いので食べる機会は多いです。家ではなかなかできない技が「想夫恋(そうふれん)」にはあります。私の中では1番です!