睡眠時無呼吸症候群は、睡眠中に呼吸が止まる(無呼吸)または浅くなる(低呼吸)状態が繰り返される病気です。この状態が続くと、血液中の酸素濃度が低下し、心臓や血管に大きな負担がかかります。
睡眠時無呼吸症候群は、放置すると様々な健康リスクを高め、余命にも影響を与える可能性があります。しかし、適切な診断と治療を受けることで、健康な人と変わらない生活を送ることが可能です。いびきや日中の眠気、睡眠中の息切れなどの症状がある場合は、早めに医療機関を受診し、検査を受けることをお勧めします。
寝ている時
*いびきがうるさいと言われる
*寝ている時に呼吸が止まっていたと指摘されたことがある
*寝ている時に何度も目が覚める
*寝ている時に息がつまったりむせたりする
*寝汗をかいて喉・口が渇く
*トイレに何度も起きる
*動機で目が覚める
*夜中に頭痛がする
起きている時
*目覚めが悪く、すっきりしない
*ちゃんと寝たのに眠った気がしない
*常に眠く頭がうまく働かない・集中力がない
*疲労感が取れず、体が重たく感じる・だるい
*すぐに風邪をひいたり病気になりやすい
*朝起きたときの時の血圧が高い
睡眠時無呼吸症候群(SAS)になりやすいタイプは?
★太っている人がなりやすい(関取の人に多い気がする、あくまでも私の私感)
★女性はなりにくいとも言われています(周りで聞いたことがない、あくまでも私の私感)
睡眠時無呼吸症候群(SAS)は医学的には、成人男性の約3%~7%、成人女性の約2%~5%に見られるといわれ、男性では40歳~50歳代が半数を占める一方で、女性では閉経後に増加する傾向にあるようです。


空気の通り道である上気道が狭くなる事が原因で、一般に【睡眠時無呼吸症候群】という場合は、この閉塞性睡眠時無呼吸の事を指します。肥満の影響を受けやすいのですが、扁桃肥大・鼻炎・鼻中隔弯曲といった耳鼻科的な病気、あごが小さいことなども原因となりうるため、肥満でもなくても起こります。
交感神経が過緊張の状態からくる【睡眠時無呼吸症候群】の恐ろしい合併症
●脈がはやくなる⇒不整脈
●血圧が上昇する(血管が収縮する)⇒動脈硬化・高血圧症
●血糖値が上昇する⇒動脈硬化・肥満・糖尿病
●腸の動きが鈍くなる⇒便秘症⇒腸内環境異常⇒認知症・パーキンソン病
(現在、腸内環境異常がさまざまな病気との因果関係が報告されています)
●筋肉が収縮する⇒肩こり・頭痛・全身のこわばり
私のケース
私は2年前に【睡眠時無呼吸症候群】になってしまいました。いびきがとても激しく、このブログの通り『寝ている時』・『起きている時』のパターンが見られていました。病院に1泊の検査入院をして診察を受けました。この時に正式に【睡眠時無呼吸症候群】と診断されました。
以降、自宅で【CPAP】による治療を始めました。寝る時に専用の機械を装着して、寝ている間はこれを付けていなければなりません。正直、これを毎晩付けて寝るのはかなりしんどかったです。旅行にも持って行って100%の装着率で臨みました。何としても早くこの機械を外せるようにしたかったので半年間は毎日【CPAP】を付けていました。毎日の状況は病院の先生も見ることができる為、経過が良くなっていってることは私自身も知ることができました。半年でこの【CPAP】を付ける理由を無くせた時に病院の先生にこの治療を終わらせたいと話しました。普通は一度【CPAP】付を付けた人は一生この機械と付き合っていかないとならないのが通常ですと、言われましたが。明らかに体調改善しているので先生を押し切って【CPAP】を外すことができました。
CPAP(シーパップ)とは、持続陽圧呼吸療法のことです。睡眠時無呼吸症候群(SAS)の治療に用いられ、マスクを通して圧力をかけた空気を送り込むことで、睡眠中の気道の閉塞を防ぎ、呼吸を楽にする医療機器です。
【睡眠時無呼吸症候群】と診断された人も治療を諦めずに頑張って治しましょう。