「最近、スーパーに行くたびに合計金額が高くなっている気がする…」
そう実感している方に、残念ながらもうひとつ抑えておきたいニュースがあります。11月もさまざまな食品や日用品の値上げが予定されています。
大波だった秋(9月・10月)の値上げラッシュに比べると全体の件数自体はやや落ち着くものの、「毎日使う調味料」や「日常的に飲む飲料」が中心となっており、ボディブローのように家計へ響いてくるのが11月の値上げの特徴です。
今回は、11月から具体的に「何が・どれくらい高くなるのか」を品目別にわかりやすく徹底解説します!
11月値上げの全体像:ポイントは「飲料」と「調味料」
帝国データバンクなどの調査によると、11月に価格改定が予定されている食品・日用品は1,000品目を超えています。前年の11月に比べても大きな規模となっており、決して油断できません。
今回の値上げの主な理由は以下の通りです。
- 原材料価格の高止まり(コーヒー豆、大豆、食用油、カカオなど)
- 包装・資材コストの上昇(PETボトル、缶、紙パックなど)
- 物流費(人件費・燃料費)の増加
特に全体の約7割以上を「酒類・飲料」と「調味料」が占めており、食卓や日々の水分補給に直結するカテゴリーが狙い撃ちとなっています。


カテゴリー別・11月値上げの主要品目一覧
具体的にどのメーカーのどの商品が値上げされるのか、カテゴリーごとに見ていきましょう。① 飲料・コーヒー類(約4〜19%の値上げ) 11月に最も影響が大きいのが、大手メーカーが一斉に改定を行う飲料分野です。 アサヒ飲料(11月1日出荷分〜) 対象:「三ツ矢サイダー」「カルピス」「ワンダ」などの大型PET・缶・紙パック商品 改定幅:約4〜16%アップ サントリービバレッジ&フード(11月1日出荷分〜) 対象:「伊右衛門」「クラフトボス」など130品目以上 改定幅:PETボトルで約5〜12%、缶で約9〜19%アップ(例:クラフトボス500mlが240円→260円(税抜)) 伊藤園(11月1日〜) 対象:「健康ミネラルむぎ茶」「タリーズコーヒー」など27品目 改定幅:約3.7〜12.5%アップ(例:むぎ茶2Lが430円→450円(税別)) UCC上島珈琲 / ネスレ日本(11月上旬〜) 対象:「UCC BLACK無糖」缶コーヒーや「ネスカフェ エクセラ ボトルコーヒー(900ml)」など 改定幅:約5〜25%アップ ② 調味料(約3〜25%の値上げ) 家庭の冷蔵庫に欠かせない調味料も、一大幅な価格改定が行われます。キユーピー(11月1日出荷分〜) 対象:マヨネーズ、ドレッシング、パスタソースなど家庭用224品目 改定幅:約3〜25%アップ 例:キユーピーマヨネーズ450g(参考小売価格559円→611円に約50円の値上げ) 丸美屋食品 / ヤマモリ(11月2日〜) 対象:「手のりたま」などのふりかけシリーズ、「釜めしの素」シリーズ 改定幅:ふりかけ約7〜36%アップ、釜めしの素 約11%アップ ③ お菓子・栄養補助食品 大塚製薬(11月2日納品分〜) 対象:「カロリーメイト」「ソイジョイ」 改定幅:約13.6〜16.7%アップ(2桁の大幅改定) 明治(11月1日出荷分〜) 対象:「きのこの山」「たけのこの里」「カール」など11品目 改定幅:約3〜8%アップ カルビー(11月2日納品分〜) 対象:「ポテトチップス」「かっぱえびせん」「堅あげポテト」など改定幅:店頭想定で約3〜15%アップ ④ ベビー用品・日用品(食品以外) ピジョン(11月2日受注分〜) 対象:哺乳びん(母乳実感)、おしゃぶり、さく乳器などベビー用品200品目以上 改定幅:最大36%アップ(平均でも大幅改定)

値札が変わらない「実質値上げ(シュリンクフレーション)」に注意!
11月の値上げで特に気をつけたいのが、「価格はそのままだけど、内容量が減る」という実質値上げ(シュリンクフレーション)です。
例えば、お菓子やサプリメント、レトルト食品などで「値段は変わっていないのにパッケージが少し小さくなった」「個包装の数が1〜2個減った」というケースが増加しています。
家計をしっかり管理するためには、店頭の値札に書かれている「本体価格」だけでなく、「100gあたり」「1mlあたり」の単価表示をチェックする習慣をつけることが大切です。
今日からできる!賢い家計防衛テクニック

地味に効いてくる11月の値上げラッシュを乗り切るために、今すぐ実践できるポイントを3つご紹介します。
① 日持ちする品目だけ「1〜2ヶ月分」事前買い置き

賞味期限が長いものは、10月中に少しだけ多めに買っておくのが効果的です。
- 買い置き推奨:マヨネーズ・ドレッシング、2Lペットボトルのお茶・缶コーヒー、カロリーメイトなどの備蓄食料
- 注意点:安売りだからと大量買いして賞味期限切れにしてしまっては本末転倒です。「普段使う量の+1〜2本(箱)」を目安にしましょう。
② プライベートブランド(PB)を活用する
大手ナショナルブランド(NB)製品が値上げされても、イオンの「トップバリュ」やセブン&アイの「セブンプレミアム」などのプライベートブランド製品は、価格が据え置き・または上昇幅が抑えられているケースが多くあります。マヨネーズや緑茶などは、PB製品への切り替えを検討してみましょう。
③ ポイント還元&キャッシュレスキャンペーンの利用
ドラッグストアやスーパーの「ポイント倍増デー」や、自治体が実施している「PayPayなどのキャッシュレス決済20%還元キャンペーン」などを狙ってまとめ買いをすることで、値上げ分のコスト増を十分に相殺できます。
まとめ:計画的なお買い物で値上げの波を乗り越えよう!
11月の値上げは、9月・10月のような「食品全般が一斉に上がる」というよりは、「飲料」「マヨネーズ」「お菓子・非常食」といったピンポイントなカテゴリーが大きく上がるのが特徴です。
ひとつひとつの値上げ額は数円〜数十円程度かもしれませんが、年間を通してみれば数千円〜数万円単位の差になります。
「何が上がるのか」をあらかじめ知っておき、10月中の買い置きやプライベートブランドへのシフトなど、できることから少しずつ対策を進めていきましょう!


